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治療費問題!「高額療養費制度」を活用しましょう

チアウーマンの皆様こんにちは!事務局のチア子です。

今回は乳がん治療において、多くの方が直面する「医療費」問題について、高額な治療費をサポートする「高額療養費制度」についてお話ししたいと思います💰

乳がんの診断を受けたとき、多くの方は治療そのものの不安と同時に、経済的な負担についても心配されるのではないでしょうか?
手術、放射線治療、抗がん剤治療など、乳がんの治療にはさまざまな方法がありますが、それぞれにかかる費用は決して安くはありません。
そこで、少しでも負担を軽減するために知っておきたいのが「高額療養費制度」です。

高額医療費制度は、1か月(1日から月末まで)の医療費が一定額を超えた場合に、その超えた分を払い戻してもらえる制度です。この制度を利用することで、経済的な負担を大幅に軽減することが可能になります。具体的には、収入や年齢によって異なりますが、自己負担額が一定額を超えた場合、その超過分が支給されます。

制度利用方法は保険組合によって異なるので、自分の加入している保険組合での利用方法を一度調べておくようにしましょう💡

さらに、事前に「限度額適用認定証」を取得しておくと、窓口での支払いが自己負担限度額までとなるため、よりスムーズに利用することができます。
これにより、大きな金額を用意する心配なく、治療に専念することが可能です✨

また、自治体によっては、さらに補助が受けられる場合もありますので、お住まいの地域の制度についても確認してみるとよいかもしれません。
各自治体の窓口やホームページを活用してみてくださいね。

最後に、
高額療養費制度については、(一時凍結が発表されたものの)政府が限度額の見直しを行っている真っ最中で、日々様々な意見が飛び交っています。
先日、日本乳癌学会からも緊急声明が出ました↓
https://www.jbcs.gr.jp/modules/info/index.php?content_id=235

乳がんの治療は心身ともに大きな負担がかかりますが、経済的な側面でも安心して治療に専念できるよう、上手に制度を利用していきたいですね。

今年も災害への備えを見直しましょう!

チアウーマンの皆様、こんにちは!

スタッフブログでは何回か災害対策について書いていますが、今年もとりあげていきたいと思います!
8月は日本各地で震度5弱を超す地震が起きたり、「南海トラフ地震臨時情報」が発令されたり、台風や線状降水帯による大雨の予報が出たりと、ひやっとする日が多かったですね💦
いざというときにすぐ避難行動がとれるように、持ち物の見直しをしてみましょう!

政府が出している災害の「備え」チェックリストのほかに、乳がん体験者である私たちが備えるべきことを下記に挙げてみました。よければ皆さんも「こんなものが役に立ったよ!」というものを教えてくださいね✨

1. 医療情報の整理と保管

まず最初に大切なのは、自分の医療情報を整理し、いつでも持ち出せるようにしておくことです。下記の情報や手帳をまとめて防水性のジップロックなどに入れ、非常用持ち出し袋に入れておくと安心ですね。

●診断書と治療計画書:これまでの診断結果や現在の治療計画を記載した書類

●投薬情報:使用している薬の名前、用量、服用方法

●かかりつけ医の連絡先:緊急時にすぐに連絡できるように

●保険証と医療手帳:必要な医療を受けるために必須


2. 常備薬の確保

薬や傷口のケア用品は避難バック等には入れていない、という方がほとんどだと思います。なので、これらが必要な場合には避難バッグとは別にぱっと持って移動できるように準備しておく必要があります。薬が特定の温度管理を必要とする場合、その点も考慮に入れて準備しましょう!


3. コミュニティの力を活用する

地震が起きた際には、周囲の助けが必要になることがあります。地域の防災コミュニティやSNS、そして「チアウーマン」を活用して、日頃から情報を共有し合いましょう!お互いの状況を理解し、助け合うことができるネットワークを築いておくことは非常に重要です。


4. 心のケアも忘れずに

災害時は心身ともに大きなストレスがかかります。乳がんと向き合う日々の中で、さらに地震という災害が加わると、そのストレスは計り知れません。心のケアも忘れずに、リラックスできるアイテムを持ち出し袋に入れておくと良いでしょう。


最後にいちばん大切なこと、「実際に避難を想定して動いてみる」をぜひ実践してください!
私は用意した避難バッグは、重すぎて、とても背負って移動なんてできませんでした💦
リンパ節郭清をした方はとくに注意が必要です。バッグではなくキャリーカートで準備するなど工夫してくださいね。

皆さんもぜひ、この機会に自分の備えを見直し、何か質問や不安があればいつでもチアウーマンでご相談くださいね。

乾燥の時期こそおすすめしたい〇〇のケア


チアウーマンのみなさま、事務局のチア子です。
あらためまして、本年もどうぞよろしくお願いいたします。


元日から災害が続きましたね。
もしかすると、このブログをご覧になっている方の中にも、
被害に遭われた方、また、ご関係者様がいらっしゃるかもしれません。
心よりお見舞い申し上げます。


さて。

先月は、師走だ!多忙だ!と言いながら、大掃除をすっかり怠けていたのですが、
先日、重い腰を上げ、やっとの思いで洗面台を磨きました。

1月中旬ともなれば、東京の水もさすがに冷たく、
ところどころお湯を使いながら磨き上げたのですが、

磨きながら『夏ならもう少し快適に掃除ができるはずなのにな…』と、


毎年、思いますよね(学習せよ)


そして、掃除に限らずですが、
お湯を使うと、汚れ落ちは良い分、手の油分も落ちてしまい、手が荒れるところまでがセットかと思います。

手が荒れると、セーターや毛布にちょっと引っかかる感触があり、その感触が苦手な方も多いのではないでしょうか。


一方で、手のケアに関して、
やる気が一年で最も高まるのも、この時期だとも思います。


そんな冬場の手のケア。みなさんはどうしていますか?
チア子は、今冬は通常の手のケアに加えて、爪のケアにも励んでいます!


● 爪も皮膚の一部。保湿が大切
水仕事の後やお風呂上りなどに、保湿をしている方は多いと思いますが、爪までしっかりケアできている方は案外少ないものです。

実は、爪も皮膚と同じように乾燥するため、日々の保湿が大切。
ハンドクリームを塗るときは、爪の生え際や表面にも行き渡らせましょう。

家事やデスクワークの合間に、ネイルオイルや爪用美容液を使うのもおすすめです。
こまめに使うことで、爪割れやささくれの予防に効果があります。


● 抗がん剤や分子標的薬使用中でも使える、おすすめ保湿
日々の手のケアは、治療の影響で薄くなった爪にも効果的です。
普段のハンドクリームをこまめに使うのももちろん良いですし、診察の際に保湿剤を処方してもらい、使うのも良いです。


もし、通院中の病院に、院内美容室がある場合は、
美容室内に爪用美容液を置いていることもあり、それを試すのもおすすめです。
都合で商品名は出せませんが、がん治療中の患者さんも安心して使える成分ですし、
個人的には無臭であることも気に入っています(学会でサンプルをいただき使用中です)。


また、爪色の補正、爪の補強という目的では、
マニキュアや剥がせるジェルネイルもおすすめ。
興味がある方は、医師に許可を得たうえで挑戦してみるのも良いと思います。

ご自分で塗っても、治療中の方でも通えるネイルサロンに行っちゃってもOKです。


もし、お気に入りのサロンがあれば、
チアウーマンサイトの[スポット]にも投稿をお願いします!


それでは、本年もチアウーマンをどうぞよろしくお願いいたします。


温活。古傷の痛みにも

チアウーマンのみなさま、おつかれさまです。
事務局のチア子です。

秋が猛ダッシュで駆け抜けてしまい、いつの間にか冬になってしまいましたね。
みなさまのお住まいの地域はいかがでしょうか。

この時期にお散歩をすると、

「あんなに暑かったのに、ちゃんと寒くなるんだな……」

と毎年思いますし、そして、今年の夏がどんなに暑かったかを忘れてしまうことに、
人間の適応力(忘却力?)のすごさを感じてしまいます。


さて、

冬になると増える、ある訴え(症状)をご存知でしょうか。

「寒いと古傷が痛む」

実感したことがない方にとっては、迷信と疑う方もいらっしゃいますが、
寒さと古傷が痛むことの関係性は、実は、科学的にも立証されていることなのです。


■ 古傷が痛み出す原因は3つ:気圧・気温・湿度

そもそも古傷とは何でしょうか?
色々ありますが、過去に負ったねんざや骨折、やけどの跡、手術の跡などが代表的です。

これらの傷跡は、傷自体は治っていても皮膚の下の筋肉や神経が完全に修復されていなかったり、ひずみを残したまま修復されている場合があります。

そこへ、気温や気圧、湿度などの環境が悪さをすることがある。というわけです。

寒い環境においては、血管を縮んで血流が悪くなったり、硬くなった筋肉が古傷の部位にある神経や血管を圧迫して痛みを引き起こしたり、痛みが交感神経を興奮させてさらに痛みを感じやすくしたりと、痛みの悪循環に入りやすいので注意が必要です。


■ 温活。古傷の痛みを和らげる有効な対処法

身体が温まることで、血管が広がって血流が改善され、酸素や栄養が古傷の部分に届きやすくなり、痛みの元となる発痛物質や、発痛物質のもととなる老廃物(乳酸や古い細胞など)が排出されやすくなります。

温め方には、湯船につかる、カイロや湯たんぽを使うなどがありますが、炎症がある場合は向きませんし、温めすぎると逆効果になることもあるので、適度な温度と時間に注意しましょう。


チア子としては、薄着をしないこともおすすめです。

肌着や靴下の活用はもちろん。デスクワークの方は、
アームウォーマーを着けて手首や手の甲を冷えから守るだけでも、寒さが薄まることがありますのでお試しください。

みなさんの温活事情はいかがでしょうか。

チアウーマンサイトのCheerDaysや掲示板で、温活グッズを紹介しあってもいいですね。

まだまだ続く寒い時期。
みなさまが、少しでも心地よく過ごせるといいなと願っています。


がん治療と運動

チアウーマンのみなさま、おつかれさまです。

事務局のチア子です。


一日を通して涼しく過ごしやすい時期になりましたが、

みなさんはいかがお過ごしでしょうか。


私、チア子は、今月の祝日であるスポーツの日に、

最近サボり気味のだったヨガを復活させました!休眠中だった筋肉達に呼びかける毎日です。


スポーツの日については、

未だ[体育の日(しかも10月10日)]に馴染みのあるのは、私だけではないはずです。


でも、知ってましたか?


スポーツの日になって23年が経つそうですよ…。(月日が経つのは早いですね)




さて、今回はあらためて、がんに関するお話を書いてみたいと思います。


エクササイズ・オンコロジー(運動腫瘍学)


エクササイズ・オンコロジーとは、

「運動」と「がん」の関係を探る研究で、最近、特に注目されていている新しい分野です。


日本においては、がん患者さんが積極的に運動をすることはそこまで一般的ではないですが、

欧米諸国においては、ジム通いしながら、汗水を垂らして運動をするがん患者さんの姿も珍しくないそうです。


運動をすると、確かにスッキリしますよね?(そんな単純ではないか)


もちろん、スッキリも効果の一つではありますが、

化学療法が計画通りに進む可能性、治療を完遂できる可能性の向上、副作用の軽減や再発率の低下に運動の有用性があると、医療者にも少しずつ認識されてきています。


現在、がんの治療の3本柱といえば、手術・化学療法・放射線治療ですが、

もし、運動をすることが、治療効果の向上や副作用の軽減、生存期間の延長、生活の質の改善などにつながるのであれば、

近い将来、お薬が処方されるように、「運動」が処方される時代が来るかもしれませんね。


みなさんは、運動はしていますか?


この心地の良い季節。まずは気軽に、河原や公園のお散歩もいいと思います。

ただし、秋の花粉症の原因であるブタクサやヨモギもよく生えていますので、用心してお出かけくださいね。




話題の書籍「くもをさがす」を読んで…


チアウーマンの皆様こんにちは! 

季節外れの感染症が流行していますが、元気に過ごされていますか。
私は先月、寒暖差で体力が落ちていたのか、久しぶりに発熱し、週末をベッドで過ごしました。

時間を持て余し、話題の本「くもをさがす」を読みました。

多くのテレビ番組でも取り上げられており、本屋でも特集されていることが多いので、すでに手に取った方も多いのではないでしょうか。

簡単に説明すると・・・
・直木賞作家の西加奈子さん初めてのノンフィクション小説
・語学留学先のカナダで乳がんに罹患、治療に臨んだ日々をつづった物語
・言葉も違う、医療制度も違う国で、コロナ禍の中、乳がん治療に向き合う物語


いわゆる、”乳がんの闘病記”だと思うのですが、
流石は直木賞作家、文章が美しいのですらすらと読むことができます。
出てくるカナダ人がなぜか関西弁で、テンポよく会話が進んでいきます。


闘病記というと、
「読んでいてつらくなる」
「読み終えても、ずーんとした気持ちを引きずってしまう」
そんなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。私も、同じイメージを持っていました。

ただ、こちらの本は、なぜつらくはなりませんでした。

乳がん闘病の日々を題材にしているので、もちろん楽しい話題ではありません。
でも、本に出てくる人々がとても優しく、サポーティブで、そして前向きなのです。

『そういう考え方も出来るんだ!』
『そんな風に人を支えていいんだ、支えられるんだ』

そんな気付きを与えるヒントがこの本にはたくさん出てきました。

乳がん治療中の方にとっては、恐らくご自身と比較してしまうのでつらい気持ちになる方も多いと思います。

ですが、治療をひと段落迎えた方、経過観察中の方には是非お勧めしたい本です。

乳がんと生きる日々が、気持ちが、ほんの少し変わるきっかけになるかもしれません。

公式特設サイトはこちらから


Instagramのチアウーマン公式アカウントでも、「くもをさがす」の紹介記事を投稿しています。

乳がん体験者の方に役立つ情報を発信しています。

フォローよろしくお願いいたします!

アピアランスケアの効果は!?

チアウーマンの皆さん、こんにちは!事務局のチア子です。


皆さんは、「アピアランスケア」をご存知でしょうか?

アピアランスケアとは、抗がん剤などの薬物療法や放射線治療、外科治療等による

外見の変化(脱毛、爪、皮膚の変化、手術跡など)がもたらす患者さんのストレスを軽減するためのケアのことです。


“抗がん剤治療中に冷やすとよい”等は皆さんも聞いたことがあるかもしれませんが、

これらの対策がどの程度エビデンス(科学的根拠)があるものなのかについて、

今回はご紹介したいと思います!



1.頭皮を冷やすことは、化学療法による脱毛の予防に効果がある?

 頭皮クーリングシステムによる冷却は、周術期化学療法を行う乳がん患者さんに限定して弱く推奨※1されています。装着の仕方や温度、時間、使用している薬剤による影響も考えられますが、冷却した群と冷却していない群では、脱毛の程度にかなり差があったと報告されています。


※1 (行うことを)弱く推奨する:必ず行わなければならないということではなく、益と害のバランスおよび患者の価値観などを踏まえ、現場で相談し、どちらかというと行うことを勧める、という意味
  参考:日本乳癌学会 推奨の強さ/エビデンスグレード/エビデンスの強さ


 この「頭皮冷却療法」は2019年3月に厚生労働省により薬事承認され、2022年現在、保険外診療として全国約50カ所※2の病院で導入されているようです。中でも、検証に用いられたPaxman Scalp Cooling キャップを導入している医療機関は、病院ホームページ上から分かるだけでも10カ所以上あります。もし脱毛が気になるようであれば、一度病院に問い合わせてみても良いかもしれませんね。

 なお、再発毛を促進させるためのマッサージ等については、まだ質の高いエビデンス(科学的根拠)がなく、今後の報告が待たれています。


※2 参考:虎の門病院乳腺内分泌外科 頭皮冷却療法(その1)



2.指先(爪)を冷やすことは、爪障害の予防に効果がある?

 頭皮の冷却が有効であると報告されたことにより、タキサン系薬剤(パクリタキセル、ドセタキセル)による爪障害(色が褐色や白っぽくなる、横溝ができる、爪の下に血ができる、等)の予防として手足を冷やすことの有効性に関しての報告も増えつつあります。

ですが、検証中に冷たさに耐え切れず、脱落してしまう方も少なくはないようです。凍傷に注意しつつ、効果が認められるかつ耐えられる最適な冷却温度や冷却時間を検討していくことが、今後の重要課題となっているようです。

 冷却用グローブやソックスを常備している病院も増えてきています。タキサン系薬剤を使用している方は、一度試してみても良いかもしれません。



3.放射線照射部位は保湿剤を塗ったり洗ったりした方が良いの?

 乳がん術後の胸部照射の場合、放射線皮膚炎の軽減や悪化予防のために照射部位にステロイド外用薬や保湿薬を塗布することは、弱く推奨※1されています。研究によって照射装置や照射方法の違いはあるものの、ステロイド外用薬を塗布した群は塗布していない群と比べて、Grade2~3の放射線皮膚炎が有意に減少したと報告されています。

 また、よく洗うことで放射線皮膚炎が軽減する傾向にあるので、放射線治療中の照射部位の洗浄も勧められています。タオルやスポンジは使わず石鹸の泡で優しく洗うこと、マーキングがある場合は慎重に行うことに注意が必要です。万が一マーキングが消えてしまったり薄れてしまった場合には、絶対に自分では書かずに病院のスタッフにお伝えください。



 より研究や検討が進み、エビデンスレベルの高いアピアランスケアが今後さらに増え、そういったケアが実施できる医療機関が増えてくるとよいですね。


参考文献:がん治療におけるアピアランスケアガイドライン 2021年版

快適な毎日を✨~下着選びのポイント~

チアウーマンの皆さん、こんにちは!事務局のチア子です。

9月に入り、関東を中心に気温差が大きい日が続きますね☀

皆様いかがお過ごしでしょうか?
CheerDaysを見ていると、ワクチン接種も徐々に進んできているようですね。


まだ湿度の高い日もあるこの季節、皮膚トラブルにお悩みの方や、

これから手術予定の方、治療中・治療後の方に、

下着選びのポイントもご紹介させていただきます✨

「下着をつけると痛い」 「合う下着がない、着られるものが限られてしまう」

などのお悩みの参考になればと思います!


◆前開きタイプ
手術直後は傷口が痛み、腕を上げたり後ろに回すのが辛く感じることがあります。
手術直後に着けるブラジャーは、着脱時に負担がかかりにくく、
診察時などにも便利な前開きタイプのブラジャーがおすすめです

◆肩ひもが太いタイプ
肩ひもの細いブラジャーは、肌への圧力が一点に集中し、負荷がかかりやすい
傾向にあります。術後や治療中は、肩ひもが太いブラジャーで着圧の負担を
できるだけ軽くし、快適に過ごせることを優先させましょう。

◆縫い目・タグがないもの
下着を着けていて、縫い目やタグが肌に当たってかゆみを感じたことはありませんか?
傷口の肌周辺は敏感になっているため、小さな刺激にも反応してしまいがちです。
縫い目やタグによる刺激が気になる時は、切りっぱなしや無縫製の下着を選びましょう。
肌にあたる余計な刺激を減らし、肌トラブルを軽減してくれます。

◆フィットするもの
肌と下着の間に空間があると、体の動きと生地が連動せずに摩擦となって
痛みや痒みをもたらすことがあります。
十分な伸縮性があり、体の動きにフィットする生地を選ぶことで、
皮膚への摩擦刺激を軽減することができます。

◆濃い色のもの(放射線治療の場合)
放射線を照射する際にマーカーが色移りする場合があります。
マーキングに使用されるインクは洗濯しても落ちにくく、
お気に入りの下着が台無しになったという経験を持つ方もいらっしゃるようです。
放射線治療中の下着は、マーカーの色移りが目立ちにい色の濃いものがおすすめです。

今は、ファストファッションブランドでも、カップ付きのキャミソールや

前開きの下着なども多く販売されていますね。


また、新型コロナウィルス感染症拡大が心配な状況ではありますが、

落ち着いたら、温泉に行かれることをお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

手術跡をカバーするための乳がん患者さん専用の入浴着も、

色々なタイプ(ショール型、カバー型など)がありますので、
ご自分に合ったものを探してみて下さいね。


入浴着を着用した大浴場の利用に積極的な全国の施設(温泉地・温泉旅館)を
紹介している「
ピンクリボン温泉ネットワークなどもありますので、

今後、計画の際にはご参考になさって下さい✨


一日も早く気兼ねなく外出、旅行が出来たらいいですね♬


乳がん患者さんの新型コロナワクチン接種について

チアウーマンの皆さん、こんにちは!事務局のチア子です。


このコロナ禍の流れを変える切り札として期待されているワクチン。

ようやく4月中旬から、65歳以上の方へのワクチン接種が一部地域で始まり、

GW明けから、全国でも少しずつ進んできましたね!


私の両親もワクチン接種の案内が届いたり、

知人の医師・看護師から接種後の副反応について聞いたりしていますが、

自分が実際に打つのはいつ頃なのか、副反応は大丈夫なのか、

いざ自分ごととして考えると、分かっていないところも多くあります。


今日は実際のワクチン接種について、

いまの時点で分かっていることを整理したいと思います。

(2021年5月31日 時点の情報となります)



■ ワクチン接種の時期は??


厚生労働省は、接種期間を

「令和3年2月17日から令和4年2月末までの予定」

としており、以下の順でワクチン接種を進めることとしています。


  ①医療従事者等 

  ②高齢者(令和3年度中に65歳に達する、昭和32年4月1日以前に生まれた方)

  ③高齢者以外で基礎疾患を有する方や高齢者施設等で従事されている方

  ④それ以外の方


ここで気になる③ の「基礎疾患」については、

厚生労働省の審議会で国内外の調査・研究結果を元に協議され、

以下の範囲となっています。



    

現時点で、重症化リスクとして関連性が最も高いものは、高齢であることで

基礎疾患については、糖尿病、肥満、高血圧、喘息、循環器系疾患などが

特に関連性が高いと考えられています。


悪性疾患を持つ方については、

癌の治療をしていて免疫の機能が低下している場合、として言及されていますね。


ただ、実際に今の自分の状態がワクチン接種の優先となる基礎疾患に該当するのか、

またワクチン接種するとしても治療スケジュールとの兼ね合いもあると思うので、

主治医の先生に相談すると良いかもしれません。



■ 副反応が心配…接種しても大丈夫?

・特に注射部位の腫れが心配・・・


先行接種を受けた医療従事者 約2万人を対象に行った調査では、

局所反応として、接種部位の痛みが

1回目、2回目ともに接種の翌日に約90%となっています。

基本的にほとんどの方がワクチンを打った翌日に、

接種したところの痛みを感じ、数日で徐々に落ち着いてくるようです。


こちら乳がんの治療で手術を受けている場合には、

とても気になる副反応ですよね。


今の時点で乳がんの手術側の腕にワクチンを接種した場合に、

リンパ浮腫を起こしやすいかという点については、明らかになっていないようです。


ただリンパ浮腫がある場合やリンパ節郭清を行っている場合は、

反対側の腕や大腿(もも)・臀部(おしり)に注射するほうが安心だと思いますので、

接種時の問診票に記載したりスタッフに申し出るといいですね。


また現在使用されているワクチンは2回接種が原則なのですが、

健側(手術していない方)の腕に2回打っても問題はないようです。



・2回目の方が副反応が強いの・・・??


接種部位以外の全身性の症状としては、

37.5℃以上の発熱や頭痛、倦怠感などがみられており、

2回目の接種で頻度が高い傾向があるようです。


これは1回目の接種後に、体内でコロナウイルスに対する抗体が作られ始めており、

2回目の接種で、ワクチン内のコロナのたんぱく質が体内に入って来ると

最初の時よりも強い免疫反応が体内で起こるためと言われています。


既に2回目のワクチンを接種した医療従事者の友人に全身性の症状を聞くと、

2回目接種した翌日に軽い頭痛と軽い倦怠感を感じた人もいれば、

38℃の発熱と強い倦怠感が出た人もいました。

(ただ翌日には平熱に戻ったそうです。)


副反応の症状は人によって異なりますが、

特に2回目のワクチン接種の翌日は、

普段よりもしっかり身体を休められるようにしておきたいですね。




待ちわびたワクチンの国内接種が開始となったものの、

私たちがワクチンを接種するのはもう少し先になりそうですよね。


実際にワクチンを接種した際に、先述したような副反応が起こりえますが、

それは体に入ってきたワクチンに対する生体反応の一部。

また万が一アナフィラキシー症状が起きても、

接種会場では適切に対応出来るように準備されているので、安心して良いかなと思います。


ワクチン接種によるリスク(副反応など)もありますが、

得られるベネフィット(予防効果)も大きなものなので、よく考えて判断することが大切そうですね。



※1 参考:厚生労働省「接種についてのお知らせ」

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00218.html


※2 参考:厚生労働省「接種順位の考え方」

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000756894.pdf


※3 参考:日本癌治療学会「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とがん診療についてQ&A」

http://www.jsco.or.jp/jpn/index/page/id/2377


※4 参考:健康観察日誌集計の中間報告(5)

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000775324.pdf

いまさら聞けない?保険診療と自由診療

チアウーマンの皆さん、こんにちは!事務局のチア子です。


ゴールデンウイークはいかがお過ごしでしょうか?

去年に引き続き外出は自粛した、という方も多いのではないでしょうか。



さて今回は、保険診療と自由診療の違いについて

ご説明したいと思います!


けっこう難しい&ややこしいので、

ちゃんと知っておかなきゃと思いつつ

敬遠してしまいがちな内容ですよね



まず保険診療とは、

治療の効果などが公的に確認され、治療として国の承認を得た診療で、

公的医療保険制度(国が運営している、国民みんなでお金を出し合い、

病気や怪我、入院など万が一の時に保証してくれる助け合いのしくみ)が

適用される診療のことをいいます。


そして日本は国民皆保険制度(誰もが公的医療保険に加入している)なので、

保険診療で私たちが負担する医療費は全額の3割になります

(※厳密には負担額は年齢によって異なります)


公的医療保険


それぞれの病気に対して治療内容が決まっているため、

その治療が受けられる医療機関では、同じ金額で同じ治療を受けることができます。


標準治療≒保険診療 のように記述されていることもたまにありますが、

標準治療は「その疾患に最適とされる」、「保険診療の」、
「全国で一般的に受けられる」治療

のことをいうので、厳密には少し違います。








次に自由診療とは、

治療の効果などが公的に確認されておらず、治療として国の承認を得ていない診療のことをいいます。


公的医療保険は適応されませんので、

かかった費用は全額自己負担になります。


例えば、

メディカルアートメイクなどの美容医療も自由診療になりますし、

一部の乳房再建術も自由診療になります。



日本では未承認だけど海外では承認済みの治療を受けられる、

患者さんの要望に合わせた治療や検査ができる、といったメリットがありますが、


効果が保証されていない、高額になる、といったデメリットもあります。


また、保険診療と自由診療を組み合わせた診療(混合診療)は、

先進医療などを除き、原則認められておりません。



民間療法、代替療法とよばれるものは、

まさに効果が公的に確認されていない(=科学的根拠がない)診療になります。


こうした科学的根拠のない診療の中には、

あたかも病気が完治するように広告でうたっていたり

莫大な費用がかかったり

科学的根拠のある治療から遠ざかってしまったり

といった問題があるものも存在します。



中には、そうでないもの

(それこそ、日本でまだ認可されていないだけの治療法や、

美容等、病気を治すことが目的ではない施術など)もあります。

なので自由診療の全てがダメというわけではありません。


判断に迷ったら、主治医に相談してみるとよいかもしれませんね。


202105



以上、保険診療と自由診療の違いでした。

治療は色々とお金がかかりますが、

安心して納得のいく治療をしっかりと選択して受けたいですね。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました


治療中の美容ケアについて🌸

チアウーマンの皆様、こんにちは!事務局のチア子です。

2021年度がスタートしましたね✨


マスク必須の生活に慣れてきたとはいえ、

この季節になると春らしい色のメイク商品が欲しくなります💄


乳がんの治療では、毛髪、眉、まつ毛、爪にも影響が出る薬を使うこともあります。

これから治療開始となる方が、少しでも安心して自分らしく過ごすことが
出来ますように、
今回は、治療前に準備できることや、
お手入れ方法についてご紹介いたします。


1.ウィッグ


抗がん薬治療が始まって2~3週間後から脱毛が始まり、

治療終了後、早い方で1ヶ月(平均3.4ヶ月)程度で髪が生え始めます。

個人差がありますが、その後ショートの長さまで生え揃うには半年~1年位かかるため、
初期治療でウィッグを使う期間は、1~2年程度の方が多いようです。


毛質(人毛、人口毛、混合毛)や、フルウィッグか部分ウィッグか等によって
数千円から数十万円以上のものまで幅広い種類があります。


私も、乳がんの抗がん剤治療経験があります。

診断を受けた時とても髪が長く、自分の髪の毛を入れたいと思い
思い切ってオーダーメイドしました。
自然に見え、つけ心地にも満足したのですが、かなり高額になってしましました💦

その他、バラエティショップなどで、これまでにチャレンジしたことのない髪型
のウィッグも購入し、3~4個を使い回していました!


また、元の髪質とは違う毛が生えてくることもありますが、
時間の経過とともに治療前の状態に戻ることが多いようです。


2.眉毛、まつ毛

眉やまつ毛は、8割以上脱毛した患者さんが60%いたと報告されていますが、

薄くなる程度のこともあり、個人差もあるようです。

私は、髪の毛は抜けたものの、眉毛、まつ毛はほぼ変化はありませんでした。

脱毛後に眉を描くときは、バランスをとるのがなかなか難しいですが、
日本乳癌学会のガイドラインにも眉の書き方が載っていますので、
よろしければ参考にされて下さいね

アイブロー(眉ずみ)は、ウォータープルーフ(防水用)のものにすると
皮脂や汗が出ても落ちにくくなります。
アイブローの色は、ウィッグの色に合わせると自然です。


また、まつ毛が脱毛すると、目にゴミが入りやすいので、
メガネやファッショングラスでカバーするとよいかと思います。

つけまつ毛を使うときは、接着剤のパッチテストを行ってくださいね。

3.爪

爪のもととなる細胞も抗がん薬による影響を受け、もろくなったり、
筋が入ったり、変色したりします。
普段よりやさしいケアと保湿をしましょう。

爪切りを使うと、爪に圧力がかかるので、
なるべく爪やすりで優しく削りましょう (下記参照) 。


手を洗った後はよく拭いて、保湿用オイルやクリームで爪周りの保湿をします。

爪のトラブルを悪化させないために、弱くなっている爪の乾燥を防ぐことが大切です。

変色した爪にネイルカラーを塗る場合は、乾燥のもとになる除光液をできるだけ
使わないように、ネイルカラーの前後に、ベースコートとトップコートを塗ると、
カラーを長持ちさせることが出来ます。


なお、治療中は、爪を削るジェルネイルはお勧めできません。



脱毛などの変化は、落ち込んだり、辛いお気持ちになることもあるかと思いますが、

皆様のCheerDaysを拝見していると、同じ体験をされている方が多くいらっしゃり、

心強く感じられるのではないかなと思います。

お互いに支え合いながら、乗り越えていければと思っています🍀✨
改めまして、今年度もチアウーマンをよろしくお願いいたします。

参考:日本乳癌学会 患者さんのための乳癌診療ガイドライン



エンハーツって?進化を続ける乳がん治療

チアウーマンの皆さん、こんにちは

事務局のチア子です。


以前「意外と知らない!?ワクチンの効果」と題して

ワクチンの話を少しさせていただきましたが、

新型コロナウィルスのワクチンについても
2月下旬ごろから
順に接種開始する予定とされていますね。

※詳細は厚生労働省のホームページでご確認ください

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00218.html


本当に、1年足らずでワクチン開発・接種まで進み

びっくりしています。



新型コロナウイルスの影響もあり、

昨年は、治験の延期や新規患者登録の一時中断なども相次ぎましたが

乳がんについては毎年のように新しい治療薬が出ており、

昨年2020年5月にも、第一三共株式会社から

エンハーツ® 点滴静注用 100mg」

(一般名:トラスツズマブ デルクステカン(遺伝子組換え))

が発売されています。


これは、標準治療が困難かつ、化学療法歴のある

HER2陽性の手術不能または再発乳がんの方

が対象となる抗悪性腫瘍剤です。



エンハーツは、抗体薬物複合体(ADC)といって

主に抗体(抗 HER2 抗体)と化学療法剤でできています。

抗体ががん細胞表面の HER2タンパクに結合すると、

がん細胞内に取り込まれて、


がん細胞の中から化学療法剤で攻撃する


という作用を示します。



第一三共の発表によると、エンハーツの有効性については、

客観的奏効率※1は61.4 %、

奏効期間※2と無増悪生存期間※3はそれぞれ20.8ヶ月と19.4ヶ月

とのことです。

※1 客観的奏効率:腫瘍が完全に消失または30%以上減少した患者の割合

※2 奏功期間:完全奏効または部分奏効した時点から、がんが再発または増悪した日までの期間

※3 無増悪生存期間:治療中(治療後)にがんが進行せず安定した状態の期間




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エンハーツ以外にも、

イパタセルチブ(中外製薬)やカピバセルチブ(アストラゼネカ)、

その他さまざまな薬剤の開発・治験が進められています。


新薬開発だけでなく、

新しい組み合わせや適応の拡大などの研究も

どんどん進められています


連日のコロナ関連報道で一喜一憂し、

鬱々としがちな毎日ですが、


こうした明るい情報にも目を向けて

今後もがんばっていきたいと思います





参考:

乳がんの治験情報 – がんプラス https://cancer.qlife.jp/clinical-trial/ct_breast

新型コロナワクチンの接種についてのお知らせ|厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00218.html